楓と鈴8.5話 | きょくちょ

『楓と鈴8.5話』はきょくちょ先生の大人気双子シリーズで、8話のアフターストーリー的な内容。

「8.5話」という名の通り、本作は8話のアフターストーリー的な位置づけ。

8話のラストで意味深な態度を見せた楓。その後の展開が描かれる重要回です！

この記事では本作を深掘りしながら魅力を紹介します。

 

あらすじ

あれから1週間――

ハヤトがいつものように生徒会室に入ると、そこにいたのは生徒会長・楓。

どこかそっけない彼女は、ハヤトの姿を確認するとそそくさと帰ろうとします。

ハヤトは彼女を呼び止めますが、彼女の反応にイラっ！

彼女を強引に捕まえると、身体をまさぐり――

 

見どころ

『楓と鈴8.5話』の見どころを詳しくご紹介します。

本作はハヤト視点で進みますが、注目すべきは楓とハヤト、二人の心情。特に楓の態度に注目です。

 

楓の冷たい態度が生む緊張感

ハヤトの恋人で、これまでツンデレな一面が際立っていた楓。しかし、今回はこれまでのツンとは違う、冷たい態度を見せます。

その原因は明らか。1週間前、ハヤトが楓の双子の妹・鈴と一線を越えたことにあります。それも、楓自身の了承のもとだったにも関わらず――

彼女の本心は何なのか、二人の関係がどのように進展していくのか。次の展開がまったく読めない緊張感漂う展開に、物語冒頭から引きつけられます。

 

ハヤトの行動で高まる緊張感

楓の冷たい態度に、ハヤトはただ黙って従う男ではありません。呼びかけを無視してその場を立ち去ろうとする楓を、強引に引き止め、壁際に追い詰めます。

ハヤトにとって1週間前の出来事は、楓の了承のもとで鈴の要望に応えただけのこと。後腐れのない、納得済みの話のはずでした。

楓の態度が一変したことに納得できない彼の行動は、二人の間にさらに緊張感を生み出します。

 

楓が漏らした言葉に隠された本心

「……っっ 私にも… 激しくしてよ…」

ハヤトに身体を弄られながらも抵抗しない楓が、ついに漏らした本音。この一言に、彼女の本心が垣間見えます。

1週間前、ハヤトとの事後に鈴が放った一言――「楓の時よりすごかった」。天然な鈴の言葉に悪意はなかったものの、それは楓の心に深い嫉妬が生まれたのかもしれません。

それでも、仲の良い双子姉妹である楓は、感情の矛先を鈴ではなくハヤトに向けます。「私にも」という言葉には、彼女の複雑な感情が詰め込まれています。

 

感想

『楓と鈴8.5話』を読んで、まず驚いたのはシリアスな展開の強さです。

「楓と鈴」シリーズといえば、天然な鈴に振り回される楓とハヤトのやりとりが中心で、コミカルなラブコメのイメージが強い作品でした。特に前作では、ハヤトと鈴が繰り広げる出来事に楓がコミカルに反応し、ラストも軽快な雰囲気で締めくくられていました。

しかし、本作では楓の態度が一変。冷たくもどこか切ない描写が加わり、彼女の新しい一面に驚かされました。

一方で、エッチなシーンはきょくちょ先生らしさが全開です。ヒロインを羞恥心で追い込む展開は相変わらず魅力的で、楓の魅力がさらに引き出されています。彼女がこれまで見せなかった感情を垣間見ることができ、より彼女のキャラクターに引き込まれました。

最後は、楓が満足そうな雰囲気を見せてくれたことで、ホッとした気持ちが残りました。彼女の気持ちが少しでも晴れたようで安心しました。

 

レビュー

『楓と鈴8.5話』は、ハヤトと鈴が一線を超えた後のエピソードで、8話のアフターストーリー的な位置づけです。本作は、ハヤトと楓の関係性に焦点を当て、二人の間に流れる緊張感が際立つ重要な回となっています。

シリーズの中でもシリアスな展開が強調され、楓のこれまでに見せなかった一面にドキドキさせられます。エッチシーンでは、きょくちょ先生ならではの羞恥心を煽る描写が光り、楓の魅力を新たに感じることができました。

本来はラブラブな二人の、より人間らしい感情が垣間見える本作は、ファン必見の一作です。

 

楓と鈴8.5話 | 作品情報

作品名	楓と鈴8.5話
ページ数	15ページ
配信開始日	2024/12/22
定価	330円
収録先	楓と鈴（単行本） 単品を揃えるよりこちらを買ったほうがお得ですよ！
シリーズ	楓と鈴
作家	きょくちょ
出版社	文苑堂
ジャンル	ラブ＆H中出し制服女子校生学園もの尻フェチ恋愛指マン美少女

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